阿波岐原の松林の中、ぽっかりと開けた明るい場所。闇に閉ざされた黄泉の国から戻ってきたイザナキは、どんな気持ちで禊をしたのだろうか。時折吹く風が静かに水面を撫でると、スイレンの葉がゆらめき、水紋がキラキラと弾けていく。穏やかな時間が流れるみそぎ池。
〒880-0835 宮崎県宮崎市阿波岐原町産母(阿波岐原森林公園 市民の森)
googlemap0985-39-7308(市民の森管理事務所)
イザナキ、イザナミを祀るこの神社は、パワースポットとして有名。境内にある御神木のオガタマノキとクスノキも必見。隣接する市民の森公園では、ツバキやウメ、ハナショウブ、アジサイなど季節ごとに花が楽しめる。参拝後はゆっくり付近の散策をしながら、みそぎ池に行ってみては?
〒880-0835 宮崎県宮崎市阿波岐原町産母127番地
googlemap御神木のクスノキの根元は、たくさんの人が触ってツルツルに。
神事での祓詞では、「かけまくも畏(かしこ)き伊弉諾大神(いざなきのおおかみ)筑紫の日向の橘の小戸(おど)の阿波岐原(あわきはら)に御禊祓(みそぎはら)へ給ひし時に生り坐せる祓戸の大神等……」のように、宮崎の地名が出てきます。
かつて小戸とは、現在の宮崎市の市街地のほぼ全域を指し、小戸神社は大淀川河口に鎮座したのが始まりとされている。12月31日には、御祭神の伊弉諾大神が黄泉の国から戻った後に禊をしたことに倣って、1年間の罪穢を祓おうと大淀川に浸かる「みそぎ祓」の祭典が執り行われる。
〒880-0014 宮崎県宮崎市鶴島3丁目93番地
googlemap境内に祀られている「神石」。これは、イザナミがこの世を去って悲嘆にくれたイザナキの流した涙が岩になり、その岩をイザナキが十握の剣で3つに切ったものという。ちなみに、イザナミの亡くなる原因となった火の神も、この神社に祀られている。ほかに謂れのある石や木があるので調べてから行くのもいい。
〒889-4504 宮崎県都城市高崎町東霧島1560番地イ号googlemap
この「神石」を切ったイザナキの十握の剣は、東霧島神社の神宝。
日向灘に面した長さ約11㎞にも及ぶ黒松林に囲まれたリゾート。散策するならおすすめはセグウェイツアー。インストラクターから周辺の自然やゆかりのある神話のガイドが聞ける。レンタサイクルや乗馬などのアクティビティーも充実。
〒880-8545
宮崎県宮崎市山崎町浜山
0985-21-1324
(内線100)
(シェラトン・グランデ・オーシャンリゾート 2F アクティビティセンター)
8:00~19:00
*開催日時・料金等はお問い合わせください。