南九州で勢力を持つクマソタケルを見事に討ち取るとともに名前を献上され、以後ヤマトタケル(日本武尊)と名乗るようになりました。その後も休む間もなく各地を平定し続けました。ようやく東国を征伐し終えて大和の国への帰途についたヤマトタケルは、美濃と近江の境にある伊吹山へと山の神を征伐しにやってきます。ところが、護身の剣なしで山の神の毒気にあたったために急激に体が衰弱し、伊勢にたどり着くのが精一杯でした。故郷に帰れないことを悟り、次のように歌いました。「倭はくにのまほろばたたなづく青垣山隠れる倭しうるはし」『古事記』中つ巻より「大和の国はすばらしい。重なり合う山々は青い垣根のよう。その山なみに守られた我が故郷の大和は本当に美しい」ヤマトタケルは命が尽き、懇ろに葬られました。泣き崩れる家族の目前で、巨大な白鳥に姿を変えたヤマトタケルの魂は空高く飛び立っていったのです。その後数百年経って、ヤマトタケルは霧島連山の山中で一人の僧の前に現れたのでした。
えびの高原 写真

えびの高原タイトル

20余りの火山を擁する霧島連山の、北西に聳える標高1,700mの韓国岳。その標高1,200mの一帯をえびの高原と呼び、豊かな自然が息づいている。点在する火口湖は満々と水をたたえ、厳冬期には氷が張ることも。九州最南端の屋外アイススケート場があるのもここ。

〒889-4302 宮崎県えびの市末永

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0984-37-2663(えびの市観光協会)

白鳥神社

性空という僧が霧島連山の山中で法華経を誦していると、一人の老人が現れ「我はヤマトタケルなり、来たりてこの山に住む事久し、汝我がために神社を設けよ」と告げ、たちまち白鳥と化して飛び去ったという。平安後期の天徳3年(959)に建立され、ヤマトタケルが御祭神。

〒889-4302 宮崎県えびの市大字末永1479番地

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0984-33-5311

白鳥神社 朱印
白鳥神社 写真
行縢神社 写真

行縢神社

古来、行縢山を御神体として崇める信仰があり、養老2年(718)には紀州より熊野権現の分霊を招いたと伝わる。ミステリアスな風貌の狛犬に迎えられた後は、社殿に精緻に彫られた鳳凰や龍などが、今にも動き出しそうな躍動感ある姿をじっくりと鑑賞したい。

〒882-0077 宮崎県延岡市行縢町748番地

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0982-39-0219

行縢山 写真

行縢山 タイトル

珍しいM字型の山。右が雌岳(809m)、左が雄岳(830m)で、間を幅20m、落差76.7mの矢筈の滝が流れ落ちる。ヤマトタケルがクマソ征伐の折にこの滝を見て、「布引の矢筈の滝を射てみれば 川上たける落ちて流れる」と詠んだといわれる。行縢山もタケルの命名という。

〒882-0077 宮崎県延岡市行縢町

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0982-29-2155(延岡市観光協会)